サヴァン症候群とアスペルガー症候群|その違いとは

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サヴァン症候群とアスペルガー症候群

この記事を読むのに必要な時間は約 3 分です。

サヴァン症候群と似て、突出した才能を発揮することがあるアスペルガー症候群。その違いとはなんでしょうか。

<アスペルガー症候群とは>

1944年に、オーストリアの精神科医であり小児科医でもあるハンス・アスペルガーが、一部の重度精神障害患者に、その患者の全体的な知能に比べて、飛び抜けた才能や技能を発揮するという症状を見出したことに端を発します。

アスペルガー医師は、特に秀でた記憶力を要する症状を、「自閉的精神病質」と名付け、現在はアスペルガー症候群として知られています。

その後、1981年にイギリスのローナ・ウィング医師が、アスペルガー医師が扱った症例と自身の扱った症例についての論文を発表しました。結論として、次のような症状があることがわかりました。

・男性の比率は、女性の6倍
・言語能力の獲得には時間がかかる
・言語能力が発達しても、反響言語である
・単調なイントネーションで、「私、自分」といった一人称を使わない
・表情が乏しい非言語コミュニケーション
・反復行動を長時間行う
・変化することに抵抗し、ある事柄に対して執着する
・運動機能との調和が悪く、不器用で、体の動かし方が妙である
・特定分野の記憶力は突出しているが、その他の分野についてはまるで覚えない
・理解を伴っていないような、機械的に聞こえる会話を行う

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<アスペルガー症候群とサヴァン症候群の違いとは>

このようなアスペルガー症候群にみられる症状の特徴のうち

・引きこもり
・言語の特異性
・現状維持に対する強迫観念をもつ
・感情の表れが平板的である

といったものは、早期幼児自閉症患者の徴候と類似しています。早期幼児自閉症患者の10%には、サヴァン症候群がみられるとされているため、アスペルガー症候群とサヴァン症候群に共通した特徴と考えることができます。

その一方で、アスペルガー症候群に特有の症状として、

・不器用で、運動機能の連携が悪い
・自閉症よりは社会的であるが、他人への反応は素朴で奇妙
・ごく特定の分野では流暢に話すが、内容を理解していない
・IQは平均、あるいは平均以上である

といったことが指摘されています。

アスペルガー症候群は、IQが平均か平均以上と高いという点、社会性があるという点でサヴァン症候群とは異なっていますが、早期幼児自閉症にみられるような精神異常と、顕著な才能、そして並外れた記憶力をもっている、という点についてはサヴァン症候群にみられる症状と同じであると考えられます。

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