サヴァン症候群―世界の有名人たち

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サヴァン症候群―世界の有名人たち

この記事を読むのに必要な時間は約 6 分です。

1800年代後半からその存在が注目され始めたサヴァン症候群。驚異的な能力をもつ世界の有名人たちとは。

<サヴァン症候群―世界の有名人たち>

1.キム・ピーク (1951-2009

映画「レインマン」で、ダスティン・ホフマン演じる主人公のモデルとなった人物であり、世界的な有名人です。

キム・ピークは脳に深刻なダメージを持って生まれてきたため、幼年期には医師が障害者養護施設に入れるよう彼の父親に言いましたが、キムの父はそうしませんでした。

キムは歩行困難で、シャツのボタンを留めることさえできないくらい、日常の動作をするのにも苦労するほどの重度の障害をもっており、一般的なIQテストでも平均以下でした。

しかし、キムのできることは驚異的でした。12000冊の本を読み、それを全て記憶していたのです。コンピューターならぬ、「キムピューター」は、左目で左ページを、右目で右ページを同時に、つまり一度に2ページを、たった3秒で読んでしまうという、驚異的な能力の持ち主でした。そして、歴史からスポーツにわたる15の分野で、記憶から事実やトリビアを取り出すことができました。

また、サヴァン症候群の人々にみられるように、特定の日の曜日を言い当てることができたり、これまでに聴いた音楽を全て覚えていました。

2.レスリー・レムケ (1952-

サヴァン症候群―世界の有名人たち レスリー・レムケ

レスリー・レムケには、盲目、精神遅滞、脳性麻痺という3つの障害がありました。

未熟児として生まれ、生後間もなく養子縁組を親が要望したため、施設に預けられました。そして、水晶体後繊維増殖症という、角膜が増殖する目の病気にかかっていたため、生後4ヶ月後に左目が摘出され、生後6ヶ月半にはさらに右目を摘出しなければなりませんでした。

しかし、当時52歳のメイ・レムケが、彼のセラピストを引き受けることになりました。なさがら、ヘレン・ケラーにとってのサリバン先生といったところでしょうか。

レスリーは2歳半で、ようやくおすわりとハイハイをするようになったものの、3歳の時には歩行困難などの症状がみられましたが、5歳半の時に歩行能力が回復してきました。まったく落着きがなく、動き回ったり、おうむ返しにしゃべったり、といった具合でしたが、7~8歳のころにピアノを与えられると、ボンゴ、ウクレレ、アコーディオンなど他の楽器も演奏するようになりました。

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そして、14歳の時、ピアノの才能が開花しました。チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番「Sincerely Yours (シンシアリー・ユアーズ)」をテレビで一度聴いただけで、その曲を完璧にコピーして演奏していました。

それ以降、クラシックを始め、様々なジャンルの音楽を演奏するようになり、22歳で行った初コンサートを皮切りに、世界で活躍するピアノ奏者になり、日本でも26都市でコンサートを行いました。

3.アロンゾ・クレモンズ(1956-

アロンゾ・クレモンズ

母親が、幼少期からもの覚えのよいアロンゾは早熟児だと思った、というくらい、よちよち歩きのころから粘土細工に興味を示し、すでにサヴァン症候群にみられる異才を発揮し始めていました。

3歳のころに転ぶ事故によって頭部に損傷を受けてから、言語能力の発達が著しく遅れ、IQ40にとどまったため、12歳の時に施設に入るようになりました。その後、障害者施設に入るも、25歳になっても10までしか数えることができなかったものの、自分の身の回りのことができ、働いていた農場への通勤ができました。

今では世界的に有名な彫刻家として活躍しているアロンゾですが、幼いころから興味を示していた粘土細工は、12歳のころに入った施設では学習のご褒美としてしか触らせてもらえなかったため、校庭の舗装に使われているタールを爪でそぎ、動物の彫刻を作って、ベッドの下に置いていました。今では、タールではなく、マイクロクリスタンワックス(マイクロワックス)を使って作品を作っています。

しかし、アロンゾの語彙は数百程度で、自発的にしゃべったり、会話もあまりせず、質問には短い言葉で返答するようです。その一方で、並外れた集中力で精緻な作品を制作する能力を発揮するのです。

4.テンプル・グランディン(1947‐

サヴァン症候群―世界の有名人たち

サヴァン症候群―世界の有名人たち

TEDに登壇した回がテレビ放映されたことで、日本でもご存知の方が多いかもしれません。

テンプル・グランディン博士は、高機能自閉症のサヴァンでありながら、コロラド州立大学の動物科学の教授で、動物科学の国際的権威として知られています。タイム誌で、2010年の最も影響力のある人物100人に選ばれました。彼女は、動物を誘導操作する設備をデザインするのに、驚異的なサヴァンスキルと超人的な観察眼を使ってきました。また、広く畜産業にも従事してきました。

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